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病気じゃないかも、でもつらい……理解されにくい「不定愁訴」との付き合い方

病気じゃないかも、でもつらい……理解されにくい「不定愁訴」との付き合い方

たぶん健康だと思うけど「元気!」という感じがしない、頭が重い、疲れがとれない……。こうした自覚症状がありながら、病名がつかないようなケースを『不定愁訴』と言います。不定愁訴の多くは検査を受けても異常がなく、しかも本人の自覚症状も変化するため、周囲の理解を得られにくいものです。なんだかずっと不調が続く、そんな方に向けて不定愁訴の症状や付き合い方を解説します。


誰もがひとつは経験済み?不定愁訴とは

不定愁訴とは

不定愁訴とは、自覚症状があるのに検査を受けても身体的な異常が見つからない状態のことを言います。よくあるのは頭が重い、疲れやすい、だるさが抜けない、イライラする、眠れないといったものですが、冷え、皮膚のかゆみ、肩こり、息切れ、耳鳴り、おなかを壊したり便秘を繰り返すなどの身体症状が現れることもあります。

こうした症状は誰もが一度は経験のあるもので、また、「いつの間にか治っていた」という経験もあるでしょう。そのため、本人も病院に行くべきか判断がつきにくく、周りからは大げさ、わがまま、と誤解されるといった「わかってもらえないつらさ」もあります。

自分で不定愁訴を見立てるのは難しい

不定愁訴のさまざまな症状

不定愁訴は、環境の変化や不規則な生活リズム、ストレスなど、さまざまな要因から引き起こされると考えられています。最近では、在宅勤務による運動不足や、パソコンやスマートフォンの長時間利用によるストレートネック(本来、首の骨が緩やかにカーブしているのに対し、真っすぐになってしまっている状態)なども原因のひとつと考えられはじめています。

こうした多様な症状は自律神経失調症や更年期障害、メンタルの不調などと重なる部分が多く、ご自身でその違いを見分けるのは困難です。つらい症状が続くようなら、まずは正しい診断が必要です。

特に女性は更年期に入るとホルモンバランスの乱れから、多くの方が不定愁訴を経験します。一人で思い悩んでストレスを抱えこまず、信頼できる友人に相談する、かかりつけ医に診てもらうといったことが、解決の一助になるでしょう。

誰にでも訪れる更年期の不調は、正しい知識を持つことで不安が軽減されます。上手に付き合うために、まずは更年期について正しい知識を身につけましょう。

不定愁訴との付き合い方、あせらずマイペースで

不定愁訴との付き合い方、あせらずマイペースで

ここまでで解説したように、不定愁訴はさまざまな要因が重なり合っています。また、症状は一人ひとつではなく複数感じるのが一般的で、人によってはその症状もコロコロと変化することがあります。なかなか厄介ですが、心と身体の両面をよく観察しながら、あせらず良くしていくことが大切です。

不定愁訴との付き合い方で大切なことは、できるだけご機嫌でいられる方法をたくさん見つける、そして決してあせらないことです。自分がご機嫌でいられるようなストレス発散法を、心の引き出しにたくさん持っておきましょう。

KIREI Cruiseでは、リフレッシュやリラックスにつながるセルフケアのアイデアをご紹介しています。気になるものを試してみませんか?

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症状にあった一般診療科を受診してみよう

一般診療科を受診する女性

これだ!という病気がないのに、不調が続くのはとてもつらいものです。長期に渡って不調が続くようなら、一般診療科を受診してみましょう。

以下は、不定愁訴で多くみられる不調と、診療科を対応させたものです。それぞれの専門で得意分野がありますが、「不調があちこちにあって、どこが適しているか分からない」という場合にはかかりつけの内科か、40代以上であれば婦人科もおすすめです。

・食欲がない、微熱が続くなど:内科
・喉のつまり、耳鳴り:耳鼻科
・更年期症状(めまい、のぼせ、不眠、不安・イライラなど):婦人科・更年期外来・女性外来
・メンタルの症状が強い時:心療内科・精神科など

これらに当てはまらない場合にも、「理解されない」、「医者に診てもらうほどでもないかも」と我慢せず、受診を選択肢に入れてみてください。

また、年に一度の定期健康診断を活用するのも良いアイデアです。定期検診は基本項目だけでなく、オプションで貧血検査、腫瘍マーカー、マンモグラフィ、内臓脂肪CT、骨密度などを追加できます。不安な項目をクリアにするだけでも、気持ちが楽になるはずです。特に、通院の時間がとれない方や、何となく病院に足が向かないという方は、定期健康診断はチャンスです。逃さず利用してくださいね。

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