チョコレートのアンチエイジングと美肌効果に注目!
チョコレートにアンチエイジング効果があるのは、原料のカカオ豆に含まれるカカオポリフェノールのおかげ。カカオポリフェノールには強い抗酸化作用があり、体内の酸化反応を抑えるはたらきがあります。
体の酸化はいわゆる「体のサビ」のようなもの。シミ・シワ・たるみなど、老化現象の原因でもあります。このサビを抑えるカカオポリフェノールが豊富に含まれたチョコレートが、アンチエイジングフードとして注目されているわけです。
チョコレートの脂肪分は体脂肪になりにくい
ダイエット中だからとチョコレートを我慢している方に朗報です!カカオ豆の栄養素の約半分は脂質ですが、その大部分を占める脂肪分(ステアリン酸)は体内に吸収されにくく、体脂肪として蓄えられにくいのです。
それだけでなく、チョコレートにはたんぱく質、食物繊維、ミネラル類など、美容と健康に欠かせない栄養素も含まれています。ですから、ダイエットの敵どころか、上手に取り入れることでアンチエイジングや美容のサポート役にもなってくれます。
とはいえ、どんなチョコをいくら食べてもOKというわけではありません。
次からは選び方や食べ方を解説します。
アンチエイジング効果を狙えるチョコレートの選び方&食べ方
■選ぶ時はパッケージの記載や食品表示をチェック!
チョコレートの美容効果はカカオ豆の成分に由来しますから、アンチエイジングを狙うなら高カカオ(ハイカカオ)チョコレートがおすすめです。「高カカオ」や「ハイカカオチョコレート」とパッケージに記載のあるものを選んでみてください。食べ慣れないうちは苦すぎないカカオ70%くらいが良いでしょう。
あるいは、食品表示の最初がカカオマス(=カカオ豆の胚乳を加工したもの)となっているものを探してみてください。食品表示は原材料として、重量の大きいものから並んでいます。
一方で、チョコクッキーやチョコクリームなどは砂糖や乳脂肪分が多く、また、カカオ含有量も低いので、美容効果を狙う場合やダイエット中は避けたほうが無難です。
■食べる量とタイミングもポイント
カカオポリフェノールは水に溶けやすく、それゆえ比較的短時間で作用しますが持続性はあまり無いという特徴を持ちます。持続性の無さを補うには、少量ずつこまめに食べるのがポイント。具体的には、1日で高カカオチョコレート25〜30グラムを、5回に分けて食べるのがベストです。
さらに、ハイカカオチョコレートは食物繊維も豊富なので、食前30分くらい前に少量食べることで、食後血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。また、高カカオの苦みは脳を刺激するので、集中力のなくなってきた日中にもおすすめです。
チョコレート25〜30グラムは、板チョコでいうと1/2枚くらいです。食べ過ぎが心配な方は、少量でも満足感が高まるテイスティングにチャレンジしてみてください。以下の記事では、複雑な味わいを堪能できるテイスティングの作法や、チョコレートが心に与える良い影響をご紹介しています。
チョコレートが美容や健康に良いと知って意外だったでしょうか?「チョコレートを食べたいけど、ダイエット中だし……」など、食べることを躊躇った際には、ぜひこの記事を思い出して、チョコレートを我慢せずに楽しんでくださいね♪