まずは自分の輪郭の特徴について知ろう
■輪郭の形は大きく分けると6つ
顔の輪郭は、卵型・面長型・逆三角型・ホームベース型・四角型・丸型の6タイプに大きく分けられます。ただし、これはあくまでも大まかな分け方。各タイプの中間くらいの型もあれば、ひし型や台形型などもっと細かく分かれる場合もあり、必ずしもこの6タイプのどれかにぴったり当てはまるわけではありません。あくまで「自分に近い輪郭タイプ」として参考にしてください。
■顔写真でセルフチェックしてみよう
自分の輪郭のタイプをセルフチェックするのに便利なのが、正面からの顔写真です。髪を後ろにまとめるなどして、額の生え際とあごが見える姿が良いでしょう。用意できたら、図のように自身の顔写真に線を引いてみましょう。長円は生え際の真ん中とあご先が頂点になるように、また左右は耳元で最も円の幅が広くなるように描き、直線は眉の上に1本、鼻の下に1本を水平に引きます。
線が引けたら、図と見比べてみましょう。長円にほぼ沿っているようであれば卵型、長円に対してエラが角張って出ていればホームベース型や四角型、長円が顔より内側にあれば逆三角型や丸型に近い輪郭だと言えます。
また「額から眉まで:眉から鼻下まで:鼻下からあごまで」が等分になっておらず、眉からあごまでが長いようであれば面長型に近い輪郭です。
輪郭タイプ別・帽子の選び方&かぶり方
では、6つの輪郭タイプの特徴を見ながら、それぞれに合う帽子の選び方や、かぶり方をご紹介していきます。
■卵型タイプ
ほとんどの帽子やかぶり方が似合う、いわば「帽子にとって理想の輪郭」です。小顔さんでないと難しいチューリップハットなどもマッチしやすいので、ぜひいろいろな帽子にトライしてみましょう。もし「似合わない」、「しっくりこない」と感じる帽子があった場合は、デザインやかぶり方ではなく、サイズやコーディネートが合っていない可能性を考えてみましょう。
■面長型タイプ
つばが大きめだったりトップに高さがなかったりするハンチング、キャップ、クロッシェなどの帽子がバランスを取りやすいでしょう。正面から見た時、左または右に角度がつく「斜めかぶり」にすると、さらに顔の長さが目立たなくなるのでおすすめです。一方、中折れ帽やニット帽など高さのある帽子をかぶってしまうと、顔の長さが強調されてしまいます。
■逆三角型タイプ
小顔さんが多いので、帽子のボリュームがあり過ぎるとバランスが悪くなりがち。フィット感がある小ぶりな帽子が合わせやすいでしょう。ツバのせまいクロッシェやダウンハットを深めにかぶるのがおすすめです。また、髪の毛は顔の周りに出さないようにまとめ、ボリュームを抑えたほうがスッキリした印象になります。
■ホームベース型タイプ
キャスケットやワークキャップなどのトップが浅くて角張っている帽子や、ツバの大きい帽子、アクセント的な飾りの付いている帽子がバランスを取りやすくおすすめです。ボリュームのある髪型にすると帽子ともマッチしやすく、エラの張りも目立たなくなります。
■四角型タイプ
基本的にはホームベース型と同じような帽子が合わせやすいでしょう。飾りの付いているハットをかぶる場合は、飾りのない側のツバを上げ気味に、飾りの付いている側を下げ気味にして角度をつけると、飾りが際立って見えますよ。
■丸型タイプ
トップの丸いキャスケットやハット、キャップやベレー帽などがおすすめです。逆に、トップが角張った帽子(カンカン帽など)をかぶると顔の丸みが強調されてしまいます。ツバの大きさにかかわらず、前のツバを上げ、後ろにずらして浅めにかぶる「あみだ被り」が顔まわりとのバランスを取りやすいでしょう。
「あの帽子が似合わなかったのは輪郭と合っていなかったのか!」、「いつも同じ形を選んでしまうのは輪郭とマッチしているからなんだ」など、輪郭と帽子の関係が見えてくることで、気付きもあったのではないでしょうか?この記事を参考に、ぜひお気に入りの帽子を見つけてくださいね♪