時代とともに変わる「おつきあいのマナー」
贈り物に限らず、従来は「直接出向く」のが最も丁寧とされたおつきあいのマナー。ご近所へ季節のご挨拶や、急なお詫びのために出先から慌てて駆け付けた、なんて経験のある方もいるのではないでしょうか?しかし、SNSの普及や新型ウィルス感染症の流行などを経て、おつきあいの仕方が変わると同時に、贈り物のマナーにも変化が起きています。つまり、旧来のマナーにとらわれ過ぎず、「相手の都合に配慮する」考え方が重視されるようになってきたのです。
知っておきたい!ギフトのニュースタンダードとは
ここからは、今の時代に合った「ギフトの贈り方」とそのポイントをご紹介していきましょう。
■持参→配送に切り替える場合は先んじて連絡、置き配にも対応を
これまで直接持参していた相手への贈り物を、時世に合わせるとはいえ黙って配送に切り替えてしまっては、先方も受け取りの準備ができません。さまざまな配慮をした結果であったとしても、親切・丁寧だとは思えないものです。
こうした場合はお贈りする前に電話などでお届け日時の都合を聞いて調整するか、難しい場合も先に目処となる日時をお知らせするようにしましょう。その際、「ご都合を考慮して配送にした」旨を伝えておくと、お相手も安心されるでしょう。
到着日時を調整する際は、あらかじめ指定した場所に非対面で届けてもらえる「置き配」や「留め置き」を希望されるかも聞いておき、発注の際に、置き配や留め置きの手配まで済ませておくとよりスマートです。
■オンラインギフト、ソーシャルギフトもより一般的に
贈り物の配送といえば、これまでは贈り主がお届け先の住所・氏名を調べて伝票を記入したり、Webフォームに記入したりするのが一般的でした。一方で、「オンラインギフト」や「ソーシャルギフト」と呼ばれる新しい仕組みのギフトでは、贈り物を直送せず、お届け先にはまずEメールなどでURLが送られます。そのURLにアクセスすることで、お届け先の方が受け取る日時を選んでWebフォームに届け先を記入したり、贈り方によっては品物を選んだりすることができるのです。
さらに手軽なギフトとして、配送も使わず、スマートフォンなどで使える電子ギフト券を贈るサービスもあります。お届け先の都合に合わせやすいのはもちろんのこと、お互いの住所・氏名を知らなくてもギフトを贈れる手軽さなので、こうしたギフトは注目されています。
選び方の参考に!「新しいかたち」のギフト2選
■シェアギフト+オンラインミーティングでバーチャル会食を
「シェアギフト」は、お届け先だけでなく、贈り主にも同じ品が届く新しいスタイルのギフトです。手土産をその場で開けるように、贈り主とお届け先で同じギフトを楽しみ、シェアしようというわけです。
たとえば、直接会うのが難しい方にグルメのシェアギフトを贈ってオンラインミーティングをセッティングすれば、同じ食材や料理を味わいながら、直接会って食事をするような時間を楽しめます。また、実家へ帰省する代わりに贈られる新しいスタイルのギフト「帰歳暮」にもおすすめです。
■オンラインツアーで旅行気分を味わってもらう
旅行のお好きな方には「オンラインツアー」の贈り物も面白いでしょう。オンラインミーティングツールなどを利用して、観光スポットの様子をまるでガイドツアーのように中継するというもので、自宅に居ながら旅行気分が楽しめると人気のプログラムです。
たとえば遠隔地に住む同士でも、オンラインツアーならそれぞれの自宅から同じツアーに参加できます。決まったコースを観光するだけでなく、ガイドさんと打ち合わせて行き先をアレンジしたり、お届け先のためのサプライズを仕掛ける、といったことができるオンラインツアーも始まっています。
オンラインギフトやオンラインツアーなど、スマートフォンやネットを活用した新しいスタイルのギフトはデジタル化が進んだ今の時代ならではと言えます。一方、お届け日時のお知らせや「帰歳暮」など、これまでの贈り物やおつきあいにちょっとした気遣いを加えるだけでも、お相手思いのギフトにもなります。気負わず、自分にできるところから新しいスタイルの贈り物を考えてみませんか?

