「香り」と「活用法」を組み合わせて、アロマの楽しみをワンランクUP
香りによって、気分が落ち着いたり、反対に気持ちが高まったりした経験はありませんか?香りをかぐことで、気持ちを切り替えるきっかけが生まれます。なりたい気分に合わせて香りを選ぶのはもちろんですが、”どう使うか”を工夫することで、アロマの魅力をより実感することができます。
ここでは、香りをより効果的に楽しむ「活用法」と目的別の「香り」をご紹介。シーンに合わせて上手に使い分けて、なりたい気分に着替えましょう!
暮らしに香りを。アロマオイルの使い方
ミストに乗せて香りを拡散させるアロマディフューザーや、温めて香らせるアロマポット、アロマオイルを染み込ませて香りを楽しむアロマストーンなど、香りを手軽に楽しめるアイテムはさまざま。また、複数のオイルをブレンドするのもアロマの楽しみのひとつです。
いろいろ試してベストな香りを見つけたら、アロマスプレーやアロマグッズを自作してみてください。自分だけの香りは、とても豊かな気持ちにしてくれます。
■マグカップ法
マグカップに熱湯を入れてから、アロマオイルを1〜2滴。カップを顔に近づけて、3〜5分ほどゆっくりと深呼吸します。ぜんそくの方や、咳が強く出ている方は、刺激になるのでこの方法は控えましょう。
■アロマスプレー
スプレー容器に無水エタノール20mL、アロマオイル20滴程度を加え、容器を振って混ぜてから精製水を40mL加え、再度振ればアロマスプレーの出来上がり!無水エタノールを使うので、スプレーボトルはガラス製か、アルコール対応と明記されたPET素材がおすすめです。肌に直接触れるスプレーにしたい場合は、アロマオイルは半量以下にしましょう。
■香るスワッグ
ドライフラワーなどを束ねて作る「スワッグ」の、束ねた部分にアロマオイルを2〜3滴ほど染み込ませて飾れば、おしゃれなルームフレグランスに。花びらだけ摘んだものにアロマオイルを混ぜて、小さいかごに入れて枕元に飾るのもおすすめです◎
気持ちが穏やかになる香り
睡眠には、寝る前のマグカップ法や、ティッシュに付けて枕元に置くのが効果的です。日中のストレスには、香りがお部屋全体に広がるアロマディフューザーを試してみて。
■ラベンダー
アロマといえばラベンダーが思い浮かぶほどメジャーな香り。イライラや気持ちが高ぶって眠れない時に気持ちが落ち着くような、フローラルかつウッディーな香りです。やわらかな香りで気持ちが落ち着けば、ゆっくりと安眠できます。
■オレンジ(スイート/ビター)
みずみずしいオレンジの香りは、ふさぎこんだ気持ちが軽くなるような香り。風邪やストレスで食欲が出ない時も、さわやかな香りで気持ちが切り替わります。やや苦味を感じるビターの香りは、好みが分かれますが気持ちの切り替えにはおすすめです。
■スイートマジョラム
繊細な甘い香りにほんのりスパイシーさを感じるハーブの香り。イタリア料理の香り付けにも使われます。ベッドに入っても呼吸が浅いような緊張感が続く夜には、甘い香りをかぎたくなりますね。ストレッチなどをしながらアロマを炊けば、一層リラックスできることでしょう。
気分がすぐれないときにぴったりの香り
大人女性は体調が不安定になりやすいもの。気分がすぐれない時は、マグカップ法などの香りをしっかり感じられる使い方がおすすめです。アロマスプレーにすると出先でも使えて便利ですよ。
■ゼラニウム
気分のゆらぎ・心のバランスを整えたいときにかぎたい香り。個性的な甘い香りは好き嫌いが分かれるところですが、ほかのアロマオイルにごく少量のゼラニウムをブレンドすると、隠し味のような働きで香りに深みを与えます。
■クラリセージ
やる気が出ない、気分が不安定な時にかぎたくなるほんのり甘いハーブの香りです。マスカットワインの香り付けやリキュールの香料にされていたこともあり、「マスカット・セージ」とも呼ばれています。起き上がる気力もないような重たい気分も、やさしい甘い香りで気持ちが上向きに。一般的に強壮作用が強いともいわれていますので、体調が敏感になっているときや妊娠中の方は、医師にご相談いただくのが良いでしょう。
■ローズマリー
フレッシュでスッキリとしたハーブの香り。肉料理の臭み消しにも使われるほど、スッとしてしっかりとした香りです。もやもやした気持ちをクリアにしたい時、記憶力や集中力を高めたいときなど、気分の切り替えにぴったりな香りです。
気分を上げたい、集中したい、リフレッシュ系の香り
仕事や勉強の時に活用したい香りは、お部屋全体に広がるアロマディフューザーや、机の上で香らせるアロマストーンがおすすめ。休憩中にマグカップ法で深呼吸すると、リフレッシュできます。
■レモングラス
シトラス系の香りで、リフレッシュ・集中力・やる気がほしい時にかぎたい香りです。ペパーミントとブレンドすると、眠気の覚めるようなリフレッシュ感のある香りになります。アロマ以外にも、レモングラスのハーブティーはランチ後のリフレッシュにおすすめです。
■ローズマリー
前項でも登場したローズマリーは、爽快で胸がスッキリするような香りなので、気持ちを切り替えて集中したい時にもぴったり。仕事や勉強をもうひとがんばりしたい時におすすめです。
アロマは暮らしに取り入れやすくて、がんばり不要の手軽さがうれしいですよね♪寝室には落ち着くやさしい香り、デスクにはスッキリとしたリフレッシュ系の香りと、生活空間を香りで切り替えるのも良いかもしれません。なかなかスッキリできない毎日ですが、香りを楽しんで健やかに過ごしてくださいね。