お気に入りのお花をみずみずしいまま楽しめる「ハーバリウム」
瓶に入った色あざやかなお花は、植物標本がルーツのクラフト「ハーバリウム」。ドライフラワーやプリザーブドフラワーを瓶などの容器に入れ、専用のオイルに漬けることでみずみずしいキレイな状態を保ちます。
ドライフラワーやプリザーブドフラワー、容器、専用オイルといった材料があれば、道具自体は、お花を容器に入れて整える時に使うピンセットのみと手軽なのもポイント。できあがった作品も、お手入れ要らずで楽しめます。
瓶の形やお花の種類だけでもさまざまなアレンジが楽しめるハーバリウムですが、お花を封じ込めたボールペンやソープディッシュなどの雑貨アイテムも人気です。
気取らない、ナチュラルなおしゃれがすてきな「スワッグ」
ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティシャルフラワーなどを束ねて飾る「スワッグ」も人気のクラフト。花材を麻ひもやペーパーラフィア(ラフィア椰子の葉っぱ風の紙ひも)などで結んだ、ナチュラルな雰囲気が魅力的です。
ブーケや花束と違って、花を下、茎を上にして壁につるすのが基本の飾り方。一見、ざっくりと束ねられているように見えますが、後ろ(壁に接する側)は平らに、前はふんわりと盛り上がった感じに作るのがポイントです。
できあがったドライフラワーなどを束ねる方法に加えて、生花をスワッグに仕立て、飾りながらドライフラワーになるまでの過程を楽しむ方法もあります。お花と一緒にハーブの枝なども取り入れて、香りを楽しむのもおすすめですよ。
雑貨を作って楽しむなら「クラフトバンド」、「マクラメ編み」
■再生紙から作られた環境に優しい 「クラフトバンド」
再生紙を利用した紙ひも「クラフトバンド」。幅広のひもを手順に沿って編んでいくことで、さまざまな雑貨アイテムを作れる話題のクラフトです。基本の材料はクラフトバンドのみ、それも最近では100円ショップなどで手に入るので、初心者の方でも気軽にトライできます。道具もはさみや木工用ボンド、洗濯バサミや目打ちなど身近なものがほとんどです。
紙ひもといっても比較的丈夫な素材なので、竹ひごのように編めば、カゴやバッグになります。さらに、紙製なので簡単に割くことができるのもクラフトバンドの良さ。好きな幅に細かく割いて、さらに目の詰まったカゴを作ったり、水引細工のように結んでアクセサリー用のモチーフを作ったりすることもできます。
■ひもを結んで模様を作る 「マクラメ編み」
複数のひもを手で結びながら模様を作る「マクラメ編み」は、素朴な雰囲気が魅力ながら、なんとレース編みの仲間なのです。ねじり結び、平結び、七宝結びなどの独特な結び方を組み合わせて、アクセサリーやバッグ、インテリアアイテムを作るのが人気です。
こちらも、基本の材料はマクラメひも(マクラメ糸)と呼ばれる専用のひものみで、道具もいりません。手でひもを結んでいくだけのシンプルで手軽なクラフトなのです。ナチュラルでおしゃれな作品はもちろん、荷造り用の麻ひもを編めば、よりざっくりとしてラフな雰囲気の作品も楽しめます。シンプルなひもからさまざまなデザインの立体的な模様が生まれるおもしろさで、ハマると奥が深いクラフトでもあります。
今回ご紹介したクラフトは、いずれも手芸用品店などで初心者向けのキットが用意されていたり、オンラインワークショップなどが開催されていたりします。こうしたキットでの作品作りやワークショップを楽しみながら、自分好みのクラフトを見つけて、新しいときめきにワクワクしてみてくださいね♪