40代、キレイの旅に漕ぎ出そう
足湯でリラックス……疲れスッキリ&寝付きも良くなる「足湯」のススメ

足湯でリラックス……疲れスッキリ&寝付きも良くなる「足湯」のススメ

足湯には冷え・ほてりの軽減や、入眠をスムーズにするといった効果があることをご存じでしたか?さらに足湯は、服を脱がなくても良く、準備も簡単で、全身浴よりも体に負担がかかりません。今回は、一年を通じて試してほしい足湯の効果や入り方のポイントを解説します。


体に負担をかけずに、疲れを癒やす「足湯」

足湯のメリットとは?

足湯をする女性

足湯は全身浴と比べて、直に水圧や温熱がかかる部位が少ないため、心肺に負担が少ないのが特長です。たとえば、のぼせやすい体質で、温まる前にお風呂から出てしまう方や、湯上がりになかなか汗がひかず、扇風機やクーラーで涼む時間が欠かせないといった方も、足湯ならそうしたことが起こりにくく、おすすめできます。

また、湯船につかっていても寝る前には足が冷えてつらい冬だけでなく、一日中クーラーをかけているような夏の日の冷えを緩和する方法としても足湯はぴったり。服を脱がずとも手軽に行える足湯は、夏場でもぜひ活用いただきたい温浴法です。

お湯につかっているのは足だけですが、温められた血液は全身をめぐり、体の奥の体温を上昇させます。さらに、リラックスしている時に活発になる副交感神経が働くので、緊張がほぐれてリラックスしてくるのが実感できるはず。それではさっそく、足湯の基本の入り方を見ていきましょう。

足湯の基本の入り方

足湯

38℃~42℃のお湯に、ふくらはぎの真ん中くらいまで(少なくとも足首まではしっかり浸かるように)を約20〜30分間つかるだけ!フットバスも販売されていますが、大きめのバケツでじゅうぶんです。

じんわり汗をかくくらいを目安に、お湯の温度や時間を調整してみてください。足し湯のために、余分にわかしたお湯も準備しておきます。足をふくためのタオルはひざに掛けておきましょう。より温まりやすく、さっと使えて便利です。

また、足湯の最中や直後は体を冷やさないようにしましょう。暑いからといって強い風やエアコンに当たると、急激に冷えてしまうので、うちわや扇子であおぐくらいにしておくのがおすすめです。足湯を終えたら、タオルで指の間までしっかりと水分をふきとります。

良いことたくさん!「足湯」をおすすめしたいワケ

足湯には、むくみ、冷え性改善、冷えによる痛み、筋肉痛の緩和、寝付きを良くする、こむら返りの予防、運動不足でかたくなった足首の柔軟性UPなど、さまざまな効果が期待できます。

寝付きをスムーズに

眠れない女性

仕事や悩みごとなど、寝る直前までに考えこんで緊張しているケースでは、寝る前の足湯が特におすすめです。この場合は、少しぬるめ(37℃〜39℃)の湯温にするのがポイント。熱め(41℃以上)のお湯は交感神経を刺激して、かえって目がシャキッとしてしまうので気をつけてください。

足湯をすることで体の深いところの体温(深部体温)が上がり、その後下がっていくことでうとうと眠くなりやすくなります。もちろん、副交感神経が活発になってリラックス状態になることも、寝付きの良さを助けます。

冷えによる痛み・生理痛・筋肉痛の緩和

便秘の女性

足湯は全身を温めますから、冷えからくる全身の痛みを和らげてくれます。関節の痛み、腹痛、胃痛、生理痛などの緩和が期待できるほか、更年期の冷えにもおすすめですし、冷えと同時にほてりがあって全身浴がつらいといった方も、足湯なら体に負担をかけずに温浴できます。血行が良くなるため、筋肉痛の緩和にも役立ちます。

足のむくみの緩和

足湯で血行が促進されることで、滞っていた余分な水分が流れて、むくみの解消につながります。お湯のなかで足の指をグーパーグーパーすると、さらに血行が促されるので試してみてください。回数について、特段目安などはありませんので、気が向いたらやってみると良いでしょう。

むくみに悩む方は、塩分やアルコール類の摂り過ぎ、運動不足など、むくみの原因になる習慣を見直しながら、足湯を併用するのがおすすめです。

こむら返りの予防

こむら返り

ものすごく痛い「こむら返り」の予防にも、足湯は役立ちます。こむら返りの原因は水分不足や血行不良、筋肉疲労、運動不足、加齢などが考えられます。足湯で筋肉を温めて血行を良くしつつ、水分補給をまめにすることや、運動不足の方は歩く時間を増やすなど、あわせ技で解決していきましょう。

効果的な足湯をするためのQ&A

うれしい効果が期待できる足湯ですが、良かれと思ってしたことで効果が損なわれてしまうことも……。ここでは効果的な足湯のポイントを解説します。

足湯はいつ入るのがベスト?

いつ入ってもOKですが、空腹時や食直後の足湯は避けましょう。眠りやすさを期待するならば寝る前&ぬるめがおすすめです。

足湯の後は靴下を履いたほうが良い?

冷え対策の靴下は、人によって向き不向きがあります。たとえば汗をたくさんかく方は、靴下が汗を含んで逆に冷えるかもしれません。靴下を履くなら、汗がひいてから履く、麻素材などの蒸れにくい素材の靴下を選ぶなどの工夫をしましょう。

冷え予防としては、レッグウォーマーを履いて寝るのもおすすめです。靴下は汗で冷えたり、締め付けがあったりして、睡眠を妨げることもありますが、ゆるめのレッグウォーマーなら、締め付けずに足首とふくらはぎを温めてくれます。ちなみに、冷え性の方に長らく愛されてきた方法として、腹巻きや湯たんぽも、古典的ですがとても効果的です。冷えがつらい方は試してみてくださいね。

熱めのお湯が好きなんだけど……

シャキッとしたい時は、熱め&短めの足湯が良いでしょう。一方でリラックスしたい時や、寝る前なら、ぬるめが効果的です。寝る前に「体の芯まで温め過ぎると、寝付きを妨げる」という論文もあります。足湯は温度や時間で効果を変えられるのも大きな長所ですから、状況によって使い分けてみてください。

入浴剤やアロマオイルを入れても良い?

ただのお湯でも、入浴剤を入れても、どちらでもOKです。バスタブ使用時と比べて必要な入浴剤の量が少なくて済むのもうれしいですね。お手持ちの入浴剤のパッケージを確認して、量を調整してください。

ただ、アロマオイルは水に溶けないので、肌が弱い方は肌トラブルの心配があります。アロマオイル単体をお湯に入れるのはおすすめできません。入浴用のアロマソルトなら足湯でも使えます。
以下の記事では、お風呂でも足湯でも使える、手作りアロマソルトの作り方を紹介していますのでぜひご覧ください!

新型コロナウイルス感染症の流行などで生活がガラリと変わり、ストレスを感じやすい昨今。そんな時こそ自分をいたわるセルフメンテナンスが大切。ご機嫌でいられる手段のひとつとして、足湯はぴったりの方法です。一年中おすすめできるお手軽美容法ですから、ぜひ今日の寝る前から試してみてくださいね。

fotune

関連するキーワード


健康法 温活 リラックス法

関連する投稿


花粉症対策、これって常識?誤解と正しい知識

花粉症対策、これって常識?誤解と正しい知識

花粉症を患う皆さまは、花粉症の季節になると、症状を和らげたくてさまざまな対策を練りますよね。しかし、世の中に存在するさまざまな花粉症対策のなかには、勘違いされていたり、期待した効果が出なかったりする方法も意外と多いんです。今回は、よくある花粉症対策の勘違いや、期待度の高い改善法をご紹介します。


目的に合わせて工夫しよう「青汁の飲み方」

目的に合わせて工夫しよう「青汁の飲み方」

青汁が「まず~い」と言われたのは、いまや昔の話。最近の青汁といえば、栄養価は高いまま、味もおいしい商品がたくさん登場しています。今回は、青汁の概要や、目的に合わせたおすすめの飲み方を紹介します。


新生活に癒やしを 心落ち着くグリーンのある暮らし

新生活に癒やしを 心落ち着くグリーンのある暮らし

新生活や新たな年度に向けて、生活に植物を取り入れてみませんか?植物を育てて見守っていると、ほんの小さな変化が暮らしに癒やしをもたらしてくれます。今回は初心者におすすめの失敗しにくい観葉植物や、お花を咲かせる水栽培の方法をご紹介します。自分だけの癒やしスポットを手に入れましょう♪


【管理栄養士監修】食べる順番ダイエットの常識をアップデート!

【管理栄養士監修】食べる順番ダイエットの常識をアップデート!

ダイエットと言えば「ベジファースト」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、最近は「ミートファースト」や「プロテインファースト」という言葉も耳にするようになってきました。一方で、食べる順番を変えても効果がないという話もあり、どれが良いの?と迷ってしまいますよね……。そこで今回は「食べる順番ダイエット」についての効果や正しいやり方、大人女性にこそ実践してほしい理由について、管理栄養士・上辻知津子さんに解説していただきます。


美しい髪は頭皮から!今日からできるケア方法

美しい髪は頭皮から!今日からできるケア方法

頭皮ケアは健やかな頭皮のみでなく、健やかな毛髪を維持することにもつながります。正しい頭皮ケア方法を知って、美しい髪の毛を維持したいもの。今回は、冬の頭皮をいじめてしまうNG習慣とその対策、より健やかな髪を手に入れるためのスペシャルケア方法をご紹介します。


最新の投稿


4月15日(月)~4月28日(日)の運勢ーきらめきのヒントが届く 大人の12星座占いー

4月15日(月)~4月28日(日)の運勢ーきらめきのヒントが届く 大人の12星座占いー

新年度がスタートして、早いものでもう半月。いかがお過ごしですか?この4月、コミュニケーションを司る星・水星がイレギュラーな動きを見せることから、ハプニングや計画の遅れが生じやすい運勢となっています。新年度のフレッシュなムードのなか、いまひとつ良い流れに乗れていないような気持ちがしていた方もどうぞご心配なく。いまは、ゆっくり前に進む時です。さて、水星が通常運転に戻るのは4月25日。混乱が見られていた物事も、ここから徐々にスムーズに運ぶようになるはずです。話し合いや相談をしたいなと考えている方は、月末か、もしくは5月に入ってからが良いかもしれませんね。


花粉症対策、これって常識?誤解と正しい知識

花粉症対策、これって常識?誤解と正しい知識

花粉症を患う皆さまは、花粉症の季節になると、症状を和らげたくてさまざまな対策を練りますよね。しかし、世の中に存在するさまざまな花粉症対策のなかには、勘違いされていたり、期待した効果が出なかったりする方法も意外と多いんです。今回は、よくある花粉症対策の勘違いや、期待度の高い改善法をご紹介します。


防犯は日頃の習慣から 防犯対策マニュアル

防犯は日頃の習慣から 防犯対策マニュアル

新生活シーズン、引っ越したばかりの家や新しい通勤経路の防犯面の弱点など、身を守る対策はチェックできているでしょうか?「春からもいままで通り」という方もこの機会に、現状の対策が適切か、自分はいままで通りでも、周辺の状況が変化していないか確認してみましょう。今回は、ちょっとした工夫で実践できる防犯TIPSをご紹介します。


4月1日(月)~4月14日(日)の運勢ーきらめきのヒントが届く 大人の12星座占いー

4月1日(月)~4月14日(日)の運勢ーきらめきのヒントが届く 大人の12星座占いー

4月5日、コミュニケーションを司る水星がイレギュラーな動きを始めます。ここから4月いっぱいくらいは、物事の動きが鈍くなったり、コミュニケーションロスが発生したりしがちに……。年度始めでバタバタしがちな方も多いかもしれませんが、できるだけ時間に余裕をもって行動し、スケジュールや伝達事項は念には念を入れて確認しておくと良いでしょう。また、4月9日は日食。日食は「特別な新月」で、新たなことをスタートさせる方も多いでしょう。ただ、前述の通りの時期なので、物事の進展はゆっくりです。すぐに結果を出そうと思わず、長期戦のつもりでコツコツやってみると良いでしょう。


目的に合わせて工夫しよう「青汁の飲み方」

目的に合わせて工夫しよう「青汁の飲み方」

青汁が「まず~い」と言われたのは、いまや昔の話。最近の青汁といえば、栄養価は高いまま、味もおいしい商品がたくさん登場しています。今回は、青汁の概要や、目的に合わせたおすすめの飲み方を紹介します。


Attenir online shop

最近話題のキーワード

KIREI Cruiseで話題のキーワード


12星座占い