リボベジの魅力は「育てる・愛でる・収穫する」楽しさ
リボベジは『リボーンベジタブル』の略で、野菜を再生させること。野菜の生命力は素晴らしいもので、端っこなどを水に浸けておくだけで根や葉が再生します。小さい緑が伸びてくると、「昨日より育った!」、「明日はもっと大きくなるかな?」と観察が楽しみになりますよ。
リボベジに必要なのは野菜の端っこと水だけ。土も肥料もいりません。若い葉っぱのキレイなグリーンは、インテリアとしてもお部屋をパッと明るくしてくれるでしょう。
収穫までは早いもので1週間から。量はほんのちょっぴりですが、自分で育てた野菜の収穫はやっぱりうれしいもの。個人で取り組めるSDGs(持続可能な開発目標)のはじめの一歩にもなります。
リボベジの始め方、元気に育つポイント
前述の通り、リボベジには特別な材料は必要ないので、すぐに始められるのも大きな魅力。元気に育てておいしくいただくために、以下に注意しておきましょう。
・清潔なハサミ、受け皿を使う
・1日1回以上、水を替える(特に夏場はこまめに)
・雑菌の繁殖を抑えるため、水替え時には水に浸けた部分と、お皿をすすぐ
・傷んでしまうことがあるので、芽に水がかからないようにする
・レースのカーテン越しくらいの日光をあてる
初めてのリボベジにおすすめなのは「ネギ」、「ニンジン」
初めてのリボベジなら、身近で育ちやすい「ネギ」と「ニンジン」がおすすめです。前段落の「リボベジの始め方」を守れば、きっと収穫まで楽しめますよ。
ネギは長ネギ、万能ネギ、どちらでも生命力が強く、ぐんぐん成長してくれます。根元から5cm程度を使い、根は傷みやすいので5mmほど残してカットしてください。倒れないよう高さのあるコップにするか、背の低いコップならスポンジの中央に穴を空けて、そこにネギを通して固定すると良いでしょう。水位は2cmが目安です。
ニンジンは繊細でかわいらしい葉っぱがヘタの部分から伸びてきます。ヘタの部分を2㎝ほど残してカットして、浅い平皿で育てましょう。水の高さは5mmくらい。あまり水位が高いと傷みやすくなります。水に接しているところが黒くなったら、その部分はカットして取り除いてください。もともと葉付きだったものや、ちょっぴり芽が出ているニンジンが発芽しやすいです。
成功すると、もっと育てたくなるリボベジ。ベランダがなくても、室内でじゅうぶん育ってくれます。葉が出てくると、毎日成長しているのがわかるので、朝起きたらまずリボベジの元に直行してしまうかもしれませんね。「もしかしてこれも育つかな?」と試行錯誤も楽しいですし、失敗を恐れず気軽に試せるのもリボベジの魅力です。おうち時間のちょっとした彩りに、ぜひチャレンジしてみてくださいね!