アクセサリー収納に適した場所の条件は?
貴金属は汗や皮脂、ホコリが大の苦手。汚れがついたまま放置すると、くもりや黒ずみ、サビの原因になってしまいます。アクセサリー類を外したら、できるだけ早く柔らかい布などで汚れを拭き取って、収納することを習慣にしましょう。なくしやすい方は、卓上に豆皿やトレイを用意して、アクセサリーだけを置く「一時置き場」を作っておくと良いですよ。
■卓上のアクセサリースタンドは「一時置き」限定に
アクセサリーの保管場所は、日差しが当たらず、かつ、湿気の少ない場所が理想です。ひっかけるだけで収納できる卓上のアクセサリースタンドなどは、一覧性が高くて見ているだけで楽しいものですが、長期間保管するのには向きません。こうした「見える収納」は、帰宅後の一時置きとして、また、ヘビロテするアイテムだけを置くスタメン置き場として活用しましょう。
■ホコリがかからず、日の当たらない場所が◎
アクセサリーのおすすめの保管場所は、ホコリがかかりにくい「引き出し」や「クローゼット」の中。そこに陶器や木製のトレイ、リングスタンドなどを配置して、アクセサリーの汚れを拭き取ってから保管しましょう。
お手ごろ価格の透明アクリルケースや仕切りのたくさんついた小物ケースに収納するなら、内側にフェルトやキルティング生地を貼ってあげると、傷がつきにくくなりますよ。前述した卓上のアクセサリースタンドも、クローゼットの中に置くならば良い保管場所です。
■専用ケースはやっぱり優秀◎
「ジュエリーボックス」や「ジュエリーポーチ」は、アクセサリー専用なだけあって、傷つきにくい素材張り、細かい仕切りがある、チェーン類専用のスペースがあるなど、保管場所としてとても優秀。ミニサイズの「ジュエリーポーチ」は、旅行のお供としても重宝します。いろいろなデザインがありますから、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
ピアスは一対ずつ、リングは一つずつ離して収納
ピアスやリングなど、小さいアクセサリーを保管する際のポイントは、ぶつからないようにリングはひとつずつ、ピアスやイヤリングは一対にして、離して収納することです。ひとつにまとめてしまうと、アクセサリー同士がこすれて傷になったり、細いフープピアスやフックピアスが変形したり、悲しい結果を招きかねません。
仕切りのあるジュエリーケースのほか、取り出しやすい浅めの引き出しに、ピルケースや豆皿、リングスタンドなどを並べて収納しましょう。卓上に置いておくなら、ホコリがかからないフタ付きのケースを選びます。リングは厚手の布やフェルトを丸めたものに、リングを通して保管するのも良いアイデアです。
絡まりやすいネックレス・ブレスレットの収納方法
ネックレスやブレスレットは「留め具はつないで、チェーンをまっすぐにして保管」します。留め具はつないでおいたほうが、絡まりを防げます。その意味でネックレススタンドは便利ですが、長く使わない場合は引き出しなどに伸ばして収納し、ホコリや酸化から大切なアクセサリーを守りましょう。
そのほか、クローゼットの内側に小さなフック(金属製でないもの)を貼り付けて、ひっかけて保管する方法もありです。これなら、卓上に置くよりもホコリがつきにくく、一覧性もあります。
または、チャック付きポリ袋にチャーム部分を入れて軽く閉じ、チェーン部分を袋に巻きつけて、さらに別のチャック付きポリ袋に入れるという方法もあります。こちらはコンパクトですし、旅行先へ持っていくのにも便利です。
ネックレスが絡まった時は?
誰もが一度は経験したことのある、ネックレスやブレスレットの絡まり。ほどこうと格闘しているうちに、余計に絡まったり、傷ついてしまったり、本当に困りますよね。
チェーン類が絡まったら絶対に強く引っ張らず、つまようじを用いた方法を試してみてください。根気がいりますが、たいていの絡まりは解決するはず。焦らず、そっと解いていきましょう。
■ネックレスやブレスレットの絡まりをほどく方法
用意するもの
つまようじ…2本
※ピンセットや針など金属製のものは、チェーンを傷つけてしまうので避けましょう。
手順
1:机など平らな場所にチェーンを置きます。
2:絡まり部分の近くに指を添えて支え、1本のつまようじで結び目をやさしくトントンと叩きます。
※根気強くトントンしていくと、少しずつ解けていきます。緩んできたら、もう1本のつまようじで結び目を押さえながら、さらにトントンを続けます。
3:緩んで空間ができたところをそっと指でほどいて、完全にほどけるまで1〜3を繰り返します。
ついつい集めてしまうアクセサリーは気がついたら増えていて、収納場所に困っている……なんてことありますよね。いざ使おう!という時に、見つからなかったり、くもっていたら悲しいですから、ぜひとも専用の保管場所を作ってあげましょう。出番を待つアクセサリーたちが、いつでもキラキラで待機してくれますよ。
また、リングをつける指がもたらすそれぞれの意味をご紹介していたり、自分へのご褒美にジュエリーの購入を考えている方におすすめな記事もありますので、ぜひご覧ください!