健康髪を育てるには、獣毛ブラシ・木櫛が正解!
日々何気なく行っている「髪をとかす」ということですが、実は「枯れ髪」脱出のためにはとても大切なヘアケアのひとつ。頭皮を刺激することで血行を促して健康な地肌作りにつながり、頭皮の皮脂が髪に行き渡ってツヤも生まれます。乾燥した「枯れ髪」に、この適度な油分がうるおいを与えてくれるのです。さらには、頭皮と顔の皮膚はつながっていますから、顔の血色・くすみといったお悩みにも効果が期待できます。
髪をとかすのにおすすめなのが、猪毛や豚毛を使った獣毛ブラシ、そしてツゲやツバキでできた木櫛です。そのわけは、キューティクルを破損させて髪から水分を奪う「静電気」が少なく、適度な刺激を頭皮に与えてくれるから。毎日行うことだからこそ、良いアイテムで髪を労ってあげましょう。
一度でサラツヤを実感!「コンディショナー時のコーミング」
髪が広がる・パサつく、という方は、コンディショナーを髪につけた後のコーミングがおすすめ。目の粗い櫛を使って髪の中ほどから毛先へ向かってとかすだけで、髪の一本一本に成分が行き渡って、サラサラのツヤ髪になります。一度で効果が実感できるので、ぜひ試していただきたい習慣です。塗布前に、手やハンドタオルを使って軽く水気をとっておくとより効果的です。
自然乾燥は「枯れ髪」の元。正しくドライヤーを使おう!
「自然乾燥は髪を傷めない」というのは、実は大きな誤解。濡れた髪はキューティクルが開いているので、放っておけば必要な水分まで出ていってしまいます。さらに、半乾きの髪は雑菌が繁殖しやく、頭皮のいやなニオイにもつながります。寝起きの髪がごわついて広がりやすくスタイリングにも時間がかかりますし、自然乾燥はあらゆる面でNGなのです。
髪を傷めない乾かし方は、ヘアサロンがお手本です。
- 髪をこすらないようにタオルで水気をとる。
- 目の粗い櫛でそっととかし、全体を整える。(濡れた髪のとかしすぎは髪を傷める原因になりますのでご注意ください。)
- 髪を手で軽く引っ張りながら、ドライヤーを左右に振って熱風をあてる。
- 髪の内側から外側へ順番にドライヤーをあてて乾かす。
髪を熱から守る機能があるヘアオイルやミストを使うのも良いですね。
正しくドライヤーを使えば、キューティクルの向きが整った、ツヤツヤ髪に仕上がります。ドライヤーで髪が傷むと感じている方は、乾かし方を見直してみましょう。
素肌作りに日々のスキンケアが重要なのと同じで、髪作りには毎日のヘアケアが欠かせません。ここでご紹介した項目は、どれもすぐに実践できるものばかり。繰り返し・積み重ねで結果が出てきますから、ぜひ続けていただき、年齢を重ねても美しい髪を手に入れましょう!