最新の高性能ドライヤーって何が違うの?
■特徴1:熱以外で乾かす
「ドライヤーを長時間当て続けるのは良くない」、「ドライヤーと髪の距離が近過ぎるのは良くない」などを耳にしたことはないでしょうか?これはドライヤーの高温が髪を傷めたり、必要な水分まで乾かしたり、ヘアカラーの色持ちを悪くしてしまうからだと言われています。そのため最新の高性能ドライヤーには、高温になることそのものを避ける傾向が見られます。
たとえば、風量や風の流れを工夫していて、低温でも早く乾くモデルや、髪の温度を感知して温度を切り替えるモデル、遠赤外線や光による乾燥作用を利用したモデルなどがあり、髪の傷みや、乾燥のし過ぎを防いでくれるのです。
■特徴2:風の吹き出し口「ノーズ」が短い
「最新の高性能ドライヤー」と聞けば、まずこれを思い浮かべる方も多いかもしれません。有名家電メーカーが、これまでにないほどノーズの短いデザインのドライヤーを大ヒットさせ、ほかの有名メーカーからもノーズが短い、さらにはノーズレスのドライヤーも発売されています。ポイントはこのデザインだからこその軽さ、持ちやすさ。手に持った際のバランスが良く、ノーズが長いドライヤーのように髪から大きく離さなくても使えるので、楽に動かせて疲れにくいのです。
■特徴3:潤いをプラス
最新の高性能ドライヤーには、独自のイオンを発生させる機能を搭載しているものもあります。ドライヤーを使うことで髪から失われる潤いを、ドライヤー自体の機能で補おうというわけです。温風と一緒に髪用美容液のミストが出るモデルもあり、乾かしながら髪全体をまんべんなくトリートメントすることができます。
正しく使ってこその高性能ドライヤー!ツヤの出る仕上げ方は?
さまざまな機能がある高性能ドライヤーですが、ヘアケアを意識して正しく使えばさらに良い仕上がりが期待できます。
■ドライヤーをする前にタオルドライ
まずはドライヤーの使用時間が長くなり過ぎないよう、あらかじめタオルで正しく水分を取っておきましょう。頭皮はタオル越しにマッサージするようにして押さえ、髪はタオルでそっと挟んで水分をタオルに移します。
■強温風から弱温風に
ドライヤーを手にしたら、まず強温風で髪の根元を乾かしましょう。指の腹で頭皮を軽くこするようなイメージです。乾かすといっても1ヵ所に風を当て続けるのはNG。細かくドライヤーを振って熱を集中させないようにします。
仕上げは弱温風で前髪から全体へドライヤーをかけましょう。下から吹き上げないのがパサパサしないコツ。最後に冷風で髪全体を整えると、ツヤのある仕上がりになりますよ。
髪にボリュームの出る乾かし方は?
ドライヤーで髪にボリュームを出したいけれど、下から吹き上げるとパサついてしまう……そんな方は、ドライヤーに加えて、目が粗いヘアブラシを用意してみましょう。
まずは手で髪を少しずつ持ち上げ、地肌を出すようにして根元にドライヤーをかけていきます。さらにドライヤーと粗めのブラシで、下から空気を含ませるように立ち上げていきましょう。最後に逆立った毛を軽くとかして整えます。
ドライヤーの後、根元にスタイリング剤をつけておくとドライヤーで作ったボリュームを保ちやすくなります。ただしスプレーなどを全体につけたりしてしまうと、今度はスタイリング剤の重みで髪がつぶれやすくなるので、手指を使って根元にだけつけていきましょう。
ドライヤー以外のヘアケアでフォローも忘れずに
今回はドライヤーの機能や正しい使い方でのヘアケアをご紹介してきましたが、潤いやボリューム、ヘアカラーの髪色キープ、スタイリングといった髪のお悩みは、ヘアケアアイテムなどドライヤー以外の要素でも改善が期待できますよ。
たとえば、髪の根元を立ち上げる成分が含まれたシャンプー&トリートメントでケアしながらボリュームの出る乾かし方を続けていけば、スタイリング剤に頼らなくても素のままでふんわりボリューム感のある髪を作ることができます。
そのほか、下記記事でも潤いを保つヘアケア方法をご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
数万円するモデルも珍しくない高性能ドライヤー。とはいえ毎日使うものですから、自分に合ったモデルを選んで、きちんとケアできれば決して高いお買い物ではないかもしれません。女性に人気のスパやサウナなど、高性能ドライヤーを置いているお店も増えつつありますから、そういった場所でも上手に試しつつ、自分に合う1台を見つけてくださいね。