「成長ホルモン」が、美肌の鍵!
私たちは、寝ている間に肌のダメージや疲れを回復させる機能を持っています。睡眠時に分泌される成長ホルモンが、ダメージを受けた細胞の修復や再生、肌のターンオーバーを整える役割を果たしているのです。
肌を守る免疫細胞や、肌の潤いやハリに必要な成分も、睡眠時に作られています。肌にとって睡眠はとても大切ですが、ただ眠れば良いというわけではありません。健康な細胞を作り出すためには、質の良い睡眠を取ることがポイントです。
乾燥や毛穴の開き、シミの原因は、睡眠不足!?
充分な睡眠が取れないと、毛穴が開いたカサついた肌になってしまいがち…。これは、新陳代謝が低下し、肌の再生が滞ってしまうのが原因。血流が悪くなると、肌に必要な栄養分が行き渡らなくなってしまうのです。さらに、質の良い睡眠が取れない期間が続くと、免疫力が低下することで、シミができやすくなってしまいます。
快眠へ導く「睡眠ルーティン」とは?
■就寝前は、身体を温めてゆったりと過ごす!
質の良い睡眠を取るために、日課にしたい2つのポイントをご紹介します。
1.血行促進
私たちは身体の体温をゆっくりと下げながら眠りに入っていきます。一度、身体を温めて血行を良くすることで、睡眠に導くための体温低下がスムーズに行われるため、就寝前に入浴や温かい飲み物を飲むのがおすすめ。特に、血行促進の作用がある「ジンジャーティー」は、冷え性改善にも効果があるので、寒くなってきたこの時期にぴったりですよ♪
また、入浴で身体が温まったら、すぐに布団に入りたいところですが、汗が引かない状態で布団の中に入ってしまうと、汗で身体が冷えてしまいます。入浴後は、髪を乾かして、肌のお手入れをするなど、ゆっくりと過ごしてから布団に入るようにしましょう。
2.脳を刺激しない
就寝前に、光や音で脳を刺激しないようにするのも、上質な睡眠を取るために効果的!特に、部屋の電気を消した状態で、テレビをつけたり、携帯を見たりするのはNG。脳に直接影響を与える目を刺激してしまうので要注意です。
■リラックスするための日課を見つける
リラックスした気持ちで眠りにつくことも大切です。就寝前に安眠効果があるといわれる「カモミールティー」や気持ちを落ち着かせてくれる「レモンバームティー」など、ハーブティーを飲みながら、ゆっくりとした時間を過ごすのがおすすめ。
また、緊張やストレスを和らげてくれる「ラベンダー」の香りや、リラックス効果が高いといわれる「ベルガモット」の香りのアロマを焚くなど、眠りにつきやすくする自分なりのリラックス方法を見つけておくと良いでしょう。
■眠りに誘うツボ「内関(ないかん)」
手首の近くにある「内関(ないかん)」のツボは、入眠や睡眠の質を高める効果があると言われています。布団の中で、リラックスしながらツボを押してみるのも良いかもしれません。ツボの位置は、手首を内側に曲げた際にできる太い横ジワの中央から、肩の方へ向かって親指3本分ぐらい移動したくぼんだ部分。気持ち良いと感じる程度の強さで、ゆっくりと優しく押すようにしましょう。
体調だけではなく、肌の調子も左右するのが「質の良い睡眠」。あなたにぴったりの「睡眠ルーティン」をあみだして、あなた本来の美肌を目覚めさせましょう!