財布を新調すると決めたら「買う時期」と「使い始める日」を選ぼう
財布を新調すると決めたら、まずはいつ買って、いつ使い始めるかを選びましょう。それぞれのタイミングについて、参考になる情報をご紹介します。
■財布を「買う時期」は縁起の良い時期や前の財布の寿命を参考に
財布を買うタイミングについては、縁起の良い時期を指す次の言葉が有名です。
春財布
財布の中身が一杯になって「張る(春)」と言ったことから、財布を買ったり使い始めたりするのに良い時期とされます。
四季の春よりも「新春(お正月)」や、暦の上での「立春(2月4日頃から18日頃まで、年によって違う)」を指すのが一般的です。
締め財布
財布の紐が「締め」られ、余計な買い物をしないのでお金が貯まると言ったことから、財布を買ったり使い始めたりするのに良い時期とされます。
1年の締めくくりである12月に買って、12月中に使い始める財布のことを指すのが一般的です。
どれくらい使い続けている?
風水では「財布の寿命は約3年」と言われます。いまの財布をどれくらい使っているか思い返して、3年以上経っているようであれば、春財布や締め財布にこだわらず買い替えを検討しても良いかもしれません。
■財布を「使い始める日」は暦を参考に
財布を使い始めるタイミングは暦での「天赦日、一粒万倍日、寅の日、巳の日、大安」の吉日が良いとされます。特に、これらの吉日が2つ以上重なる日は開運の力が強いと言われます。これに加えて、60日に1回だけ巡ってくる「己巳の日(つちのとみのひ)」もおすすめです。
2024年下半期に吉日が2つ以上重なる日と、己巳の日のタイミングはそれぞれ以下です。
一粒万倍日と天赦日の重なる大開運日
7月29日、12月26日
己巳の日
7月4日、9月2日、11月1日、12月31日
■買う時期も使い始めも、ポイントは「自分で決める」こと
財布を買う時期も使い始める日も、「この日でなくてはならない」と決められているわけではありません。吉日以外でも、誕生日など自分にとって節目になる日は物事を始めるのに適していると言われます。もちろん、吉日に使い始めたいならそれも良いこと。重要なのは、人の意見ではなく自分で「この日に財布を買う・おろす」と決めることなのです。
また、お財布の色に迷っていたら、願い事別の開運カラーを参考にしてみても良いかもしれません。
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財布を手に入れたらどうやって使い始める?
財布を買う・使い始めるタイミングがいろいろあるのと同じように、使い始め方にもさまざまなものが見られます。主な2つをご紹介しましょう。
■パターン1:「寝かせる」期間を作る
財布は「最初に入れられた金額を覚える」ため、しっかり覚えるよう、使い始める前にまとまった現金を入れてしばらく寝かせておくと良いと言われます。
金額や寝かせる期間が厳密に決まっているわけではありませんが、日頃持ち歩く2~3倍の金額を入れ、金運を上げる北の方角の落ち着いた場所で9日間寝かせ、10日目の夜から使い始める……といったケースが多いようです。使い始めが吉日になるよう、逆算して購入し、寝かせ始めると良いでしょう。
■パターン2:さっそく使い始める
前の財布が壊れてしまったなど、寝かせる時間をとれないこともあるのではないでしょうか?しかし「金運アップには古いものを手放し運気を循環させることが重要」という説もあり、すぐ使い始めるのも決して縁起が悪いというわけではないのです。
たとえば、購入日から最も近い吉日に、いつもの2〜3倍くらいの額のお金を入れてそのまま使い始めるのも良いでしょう。この場合、「金額を覚えてもらう」ために、財布をおろしてからしばらくの間は、あまりお金の出入りを増やさないようにすると良いとも言われます。
これまでお世話になった古い財布はどうする?
■パターン1:これまでの働きに感謝しながら手放す
先の通り「古いものは手放したほうが、運気が巡る」という説もあります。とは言え、これまで自分の大切なものを守ってくれていた財布ですから、手放す時もこれまでの働きに感謝することが肝心です。そのままゴミ箱へ……ではなく「白い紙・布に包んで捨てる」ようにしたり、「お焚き上げで供養してもらう」ようにしたりすると良いでしょう。
■パターン2:大切に取っておく
一方、「役目を終えた財布を大切に取っておくと、家に金運が巡ってくる」という説もあります。まだ使える状態なら、いざという時にも役立ちます。使い始める前の財布を寝かせる時と同様に、金運を上げる「家の北側にしまう」ようにしましょう。
■自分が納得できるように
財布の手放し方もまた「どうするべき」という決まりはありません。手放すことでけじめをつけたいならそれで良いですし、逆に思い入れがあって手放しがたい財布なら、無理に捨てなくても良いのです。自分が納得できる形をとることで、運気も上向いてきます。
「これをしておけば良いことがあるはず」と頼るのではなく、気持ちを高めることで、運をつかめる自分になる。そう考えると、財布を丁寧に使い始めたり手放したりすることも重要に思えてきますよ。ぜひ自分の納得できる、素敵な財布との付き合い方を見つけていってくださいね。