仕事中にお昼寝?「パワーナップ」とは
■短い昼寝が認知能力や注意力を高める
パワーナップとは、日中にとる短い「昼寝(ナップ)」のこと。昼寝をすることでランチ後の眠気やだるさをスッキリさせ、認知能力や注意力も高まって仕事のパフォーマンスが上がるということで、世界的な大企業などでも積極的に取り入れられています。
パワーナップは美容にも効果大!
仕事のパフォーマンスを上げるイメージが強いパワーナップですが、体に良い習慣ということもあって、実は美容効果も期待できるのです。ここでは、美容面から見たパワーナップのメリットをご紹介します。
■夜の睡眠の質が上がり、成長ホルモンによるアンチエイジングにつながる
美肌のもとになる成長ホルモンは深い眠りの際に分泌されるため、夜に上質な睡眠をとることが重要になります。そして、適切なパワーナップは睡眠のリズムを整え、夜の睡眠の質を高める効果があると言われています。つまり、パワーナップは美肌によるアンチエイジングのもとでもあるのです。
■睡眠不足による食べ過ぎを防ぐダイエット効果が
眠気を感じている時にコンビニなどへ立ち寄って、ついあれこれ買い過ぎてしまったことはないでしょうか?睡眠不足になると食欲を増進するホルモンが増加するため、食べ過ぎにつながりやすいとされています。パワーナップと夜の上質な睡眠で、睡眠不足を解消して食欲を抑制することで、ダイエットにも効果が期待できます。
■気分が前向きになり表情も明るく
パワーナップで認知能力や集中力が高まり、パフォーマンスが高い状態になると、気分もシャキッと前向きになれます。ポジティブさが表情や振る舞いにも表れるので、生き生きして若々しい印象になるのです。
パワーナップの正しい方法
パワーナップは「ただ昼寝をすれば良い」というものではありません。適切なタイミングや長さを守らなければ、夜の睡眠を妨げるなどのデメリットも。ここでは、正しいパワーナップのとり方をご紹介します。
■寝過ぎは禁物!最適な睡眠時間は「15~30分」
「昼休み最初の15分でランチを食べて、40分は昼寝、最後の5分で化粧直し」と聞くとちょうど良いように思えますが、実はちょっと寝過ぎかもしれません。昼寝時間が30分を越えると、体は深い眠りに入って熟睡してしまいます。そこから無理に目覚めることになるので、活動的な状態になるまで時間がかかってしまうのです。
寝過ぎは夜の睡眠にも影響するので、30分以内に収めましょう。
■睡眠をとるのは「12時~15時」の間に
パワーナップは、体内のリズムに合わせた時間帯に実施することが重要です。日が傾いてからの遅過ぎるパワーナップは、夜の睡眠の質を下げかねません。ちょうど良いタイミングは「12時~15時」。もし、うっかり12時~15時を逃してしまった場合は、15分~30分よりもさらに短い、数分~10分の昼寝で調整しましょう。
■お休み前のコーヒーで目覚めをシャキッと
コーヒーに含まれるカフェインは、体内に入って20分~30分後から覚醒効果が現れるとされています。飲んだ直後に昼寝すれば、ちょうど目覚める頃に覚醒効果が出て、よりシャキッと起きられるというわけです。先ほどのスケジュールに例えると「昼休み最初の15分でランチを食べて、10分はコーヒータイム、30分は昼寝、最後の5分で化粧直し」といったところでしょうか。
■食後、メイクしたまま……「寝る前のNG習慣」は、昼寝なら問題なし!
美容の定説「食後すぐ寝ると太る」「メイクしたまま寝ると肌に悪い」は、睡眠時間が長くなる「夜の睡眠」を想定したもの。パワーナップ程度の短い昼寝であれば、どちらもさほど心配は要りません。
ランチ後は食べたものを消化するために眠くなりやすいので、昼寝で眠気を飛ばすことは、「眠気を無理に我慢する」ストレスの解消にもなります。
メイク崩れが気になる方は、ミストやパウダーなどを用意しておき、お昼寝後にサッと化粧直しができるようにしておくと安心です。
アテニアでもメイク崩れ防止用のミストを販売しております。
ここではランチ後のパワーナップをイメージしながらご紹介してきましたが、「ランチ後はダイエットのために有酸素運動をしている」という方なら、運動後のパワーナップでももちろんOK。適切なやり方を踏まえつつ、自分の生活スタイルに合わせてパワーナップを取り入れてみてくださいね。