ストレッチでほぐしながら美しく
■血行を促し、筋肉をしなやかにするので美容にも◎
入浴時や湯上がり、就寝前など、運動というよりもリラックスするためにストレッチをする方も多いのではないでしょうか?ストレッチは体の各部が伸ばせて気持ちが良いだけでなく、普段あまり動かさない場所も動かすので血行を促すことにつながり、美容にも良い効果が期待できます。
また、美容面では筋肉をしなやかにする点も見逃せません。たとえば、顔から肩の筋肉はすべてつながっているので、肩こりを放置すると頬のたるみの原因にもなります。つまり肩のストレッチを行うことが、肩こりを和らげつつ頬のたるみ予防にもなるというわけです。
それではさっそく、美容効果も期待ができるストレッチ法を見ていきましょう!
フェイスラインの「気になる」解消ストレッチ
■二重アゴなど首周りのお悩みを解消する「顔上げストレッチ」
首の前側を伸ばすことで周囲の筋肉を刺激して、二重アゴなど首周りのたるみを防ぎましょう。
1:左右の手を合わせるようにし、アゴを両親指で押し上げます。この時、頭が後ろに倒れるようにすると首筋が伸びます。
2:この状態で20秒キープ、3回ほど繰り返しましょう。
■横顔に効く「首~デコルテストレッチ」
首からデコルテの筋肉を伸ばして、横顔をスッキリとさせましょう。
1:まず左手で頭の右上をなでるようにゆっくり左後方へ倒し、その姿勢を15秒保ちます。
2:今度は右手で頭の左上をなでるようにゆっくり右後方へ倒し、15秒保ちます。
3:1と2を交互に2回ほど繰り返しましょう。頭に添えていない方の手をまっすぐ下ろしておくと、狙ったところをしっかり伸ばせます。
■姿勢を良くして肩腰にも「首筋伸ばしストレッチ」
首の後ろ側と首筋を伸ばして自然に良い姿勢を作れるようにしましょう。
1:後頭部で両手を組み、力を使うのではなく手や腕の重みをかける感じでゆっくりと頭を前に倒していきます。首だけを動かすのではなく、後頭部から首筋、背中までが徐々に丸くなるようにします。
2:その姿勢を20秒保ち、3回ほど繰り返しましょう。
ボディの「気になる」解消ストレッチ
■腕を伸ばして背中のたるみもスッキリ「タオルストレッチ」
肩甲骨の周りの筋肉を伸ばし、背中をスッキリさせましょう。
1:フェイスタオルの両端を両手で持って頭上に掲げ、そのままゆっくりと背中側に倒していきます。肩が回らない場合は無理して力をかけず、できるところまででOK。
2:タオルを持ったまま体の前から後ろ、後ろから前へと肩を回すのもおすすめです。
■ヒップをキュッと引き締める「壁ひねりストレッチ」
体全体をひねって伸ばし、ウエストやヒップも刺激しましょう。
1:まず壁を背にして、両足を肩幅くらいに開いて立ちます。
2:ゆっくり息を吐きながら、上半身だけで振り返るようにひねり、壁に両手をつきます。
3:息を吐き続けながら5秒その姿勢を保ちます。
4:続いて逆側へ上半身をひねり、同じように壁に両手をついて、5秒その姿勢を保ちます。
左右1セットで、20~30回ほど繰り返すと良いでしょう。
■二の腕の“振り袖”にも効く!「両手上げストレッチ」
肩を伸ばすストレッチで、気になる二の腕周りのお肉、いわゆる“振袖”も解消しましょう。
1:二の腕が耳の横につくようにまっすぐ両腕を上げ、そのまま頭上で両手を合わせます。
2:合わせた手を肘からゆっくり後ろへ倒し、また伸ばして頭上へ戻します。
このストレッチは20~30回ほど繰り返すと良いでしょう。倒すのはあくまで肘から先、二の腕は耳につけたまま保つのがポイントです。
ストレッチは起床時から就寝前までいつでも取り組め、特別な道具も要らないとても身近な運動のひとつ。凝り固まった部分をほぐすなど、体が気持ち良く感じたり、終わった後にスッキリできる動き中心なのもうれしいですよね。ただし、早く効果を出したいと勢いをつけて伸ばしたり、力をかけて伸ばしたりするとケガのもとにもなります。深呼吸しながらゆっくりと伸ばし、痛みが出るまで深追いしないこと。もし痛みや違和感が出たらそこでストップするように心がけ、無理のないように気持ち良く続けていきましょう。