マスク着用時に起こるメイク崩れの原因とは
汗や皮脂でメイクが落ちやすくなってしまう夏。マスク着用が日常的になった昨今は、マスク着用によるメイク崩れも大きな悩みになっています。マスク着用時に起こるメイク崩れの原因は、大きく3つ挙げられます。
■マスク内の湿気や蒸れ
マスクを着用すると、口と鼻が覆われた状態で呼吸をするため、マスク内は湿気で蒸れやすくなります。湿気や蒸れにより、ファンデーションがヨレたり、肌のテカリが目立ちやすくなります。
■肌の乾燥
マスクを外した際に、高温多湿となっていたマスク内部の湿気が放出され、その時に肌内部の水分が奪われて肌が乾燥しやすくなります。また、肌が乾燥することで、皮脂の分泌量は増えてしまい、皮脂でメイクが浮きやすい状態に……。
■マスクと肌の摩擦
マスクと肌が擦れることによって、マスクにファンデーションが付着したり、メイクがヨレやすい状態に。マスクとの摩擦によって、肌トラブルを起こしてしまうことも。
メイク崩れを防ぐ5つの極意!
湿気や乾燥、摩擦に負けない土台作りの秘訣は、肌の状態をしっかりと整え、ベースメイクを丁寧に仕上げること。続いては、メイクを崩れにくくする5つのポイントを紹介します。
■極意1:朝のスキンケアで肌ベースを整える
肌が乾燥していると、皮脂が過剰分泌されて、テカリやメイク崩れの原因に。朝のスキンケアの際、化粧水でたっぷりと潤いを与え、乳液やクリームで潤いを閉じ込めるのが鉄則。しっかりと保湿されて、肌のベースが整っていれば、メイクが崩れにくくなります。
また、皮脂が多いTゾーンは特に崩れやすいので、部分用美容液を使用しましょう。顔のエリアに合わせてスキンケアを行うことが大切です。
■極意2:余分な油分はしっかりオフ
スキンケアで肌を整えた後、ティッシュオフなどで余分な油分や皮脂を抑えるひと手間を加えることが肝心。また、顔が汗ばんだ状態でメイクをするのはNGです。顔の表面温度が高い状態では、化粧下地やファンデーションがうまく密着せず、メイク崩れの原因になります。
■極意3:化粧下地は必須アイテム
化粧崩れを防ぐには、肌とファンデーションの密着度を高める化粧下地は必須アイテム。ファンデーションを塗る前に、必ず化粧下地を使用しましょう。UVカット効果のない化粧下地を使う場合は、日やけ止めを塗った後に化粧下地を重ねて使うのがおすすめです。
■極意4:ファンデーションは薄塗りに!
メイクはよく動かす部分(目元・口元)や厚く重ねた部分から、化粧崩れを起こしていきます。ファンデーションを薄く塗ることが、メイク崩れを防ぐ秘訣です。顔の中心から外側に向かい、薄く均一に伸ばしていくのがポイント。まずは頬や額などの広い部分から塗り、次に目の周りや小鼻、口の周りなど細かい部分に馴染ませるのがコツです。
■極意5:仕上げのパウダーで皮脂を抑える
リキッドファンデーションを塗った場合、フェイスパウダーを仕上げに使うのがおすすめ。余分な皮脂を吸着してくれるので、メイクが崩れにくくなります。さらに皮脂を抑えられるのでテカリ防止にも効果的。肌全体にベールをかけるように、ふんわりと重ねます。
顔の印象は眉で決まる!
眉は顔全体の印象を大きく左右する重要なパーツ。特に、マスク着用時は口元が隠れているため、目元や眉が顔の印象を決めていると言っても過言ではありません。眉メイクをマスターして、なりたいイメージの自分を演出してみては?それではさっそく、眉メイクのコツを見ていきましょう。
■基本の眉メイク
眉メイクで重要なのは、眉のバランス。たとえば、左右の「眉頭」が近すぎるとキツイ印象になり、離れすぎると幼く見えます。小鼻の延長線上に「眉頭」、黒目の外側から「目尻」までの間に「眉山」、小鼻と「目尻」をつないだラインの延長線上に「眉尻」となるバランスで描きます。「眉山」から「眉尻」の長さは、眉全体の3分の1の長さがベストです。
■眉で印象を変える
基本の眉バランスをマスターしたら、自分のなりたい印象に合わせて、眉の形を変えてみるのも良いでしょう。
ストレート眉
眉が一直線に見えるストレート眉は、クールでかっこいい印象に。頼れる知的なイメージを与えるので、重要なプレゼンや商談のシーンにおすすめ。
アーチ眉
角のない丸いアーチがついたアーチ眉は、ふんわりとした優しい印象に。女性らしい柔らかなイメージを与えるので、老若男女問わず好印象を持たれやすいです。
エレガント眉
角度をつけすぎない長めのアーチが特徴のエレンガント眉は、大人っぽく上品な印象に。華やかな印象を与えるので、結婚式やパーティーなどの眉メイクとして最適です。また、目尻よりも長めにすることで、よりエレガントに仕上がります。
■崩れにくい眉を作るコツ
眉を描く前に、余分な皮脂はティッシュオフするのが鉄則。皮脂が残っていると、眉メイクが崩れやすくなります。眉と地肌をフェイスパウダーでおさえ、肌をサラサラな状態にし、スクリューブラシで余分なパウダーを払いつつ毛流れを整えてから描くのがコツ。このひと手間で、ぐんと眉の持ちが良くなります。
また、最近、注目を集めているのは、アイブロウパウダーの密着性を高めてくれるアイブロウ用の下地。皮脂や水に強くなるだけでなく、擦っても落ちにくくなります。下地を塗ることで、アイブロウパウダーがムラにならないのも魅力です。
メイク持ちを良くするためには、肌の状態をしっかりと整え、ベースメイクを丁寧に仕上げることが肝心。メイク崩れを防ぐ極意をマスターして、マスクをしていても変わらぬ美しさをキープしましょう!