化粧水と乳液・クリームの役目をおさらいしよう
■化粧水は「肌に水分を与える」
乳液を切らせてしまった時など、「化粧水だけでも大丈夫かな?」などとつい考えてしまいますが、水分が多い化粧水と油分を含む乳液やクリームでは、スキンケアにおける役割や目的が異なります。化粧水は主に「肌に水分を与える」目的のアイテムで、角層をやわらかくする効果やキメを整える効果などが期待されています。
■乳液・クリームは「うるおいを保つ」
一方、乳液・クリームは油分が肌に薄い膜を作ることで「化粧水の水分蒸散を防ぎ、うるおった状態を保つ」ことが目的のアイテムです。また、日中は肌にさまざまな刺激を受けやすいので、朝は乳液で肌を守り、夜は修復再生のため大切な時間なので、クリームを使用したりと、タイミングに応じて使い分けることも、ポイントです。
スキンケアの効果を最大限に引き出すためにも、時間帯にあったスキンケアを行うことが大切です。しかし化粧水や乳液・クリームとひとくちに言っても肌のタイプによって適したアイテムは異なるもの。続いては、「肌タイプ」と「肌悩み・目的」の2つの観点から、自分の肌に合った化粧水と乳液・クリームの選び方をご紹介します。
化粧水と乳液・クリームの選び方1:「肌タイプで選ぶ」
■乾燥肌
乾燥肌は肌の水分・油分がともに不足しているので、バリア機能を高めて、水分を保持する力を高めるケアがおすすめです。浸透力・保湿力の高い化粧水と乳液・クリームを選ぶと良いでしょう。化粧水と乳液・クリームだけでは乾燥してしまうといった場合は、角層をやわらかくほぐしながら、浸透力(※)を高める導入美容液や、寝ている間もうるおいで満たしてくれる、スリーピングマスクを併用するのもおすすめです。
※浸透とは角層までのこと
■混合肌
混合肌は肌の水分と油分のバランスがくずれていることが多いため、肌トラブルが起きやすいと言われます。また、Tゾーンは皮脂がでやすいのに頬は乾燥する、洗顔後に部分的につっぱるといった特徴があります。皮脂がでやすい部分は、水分が足りずに過剰皮脂となっていることが多く、保湿も重要です。クレイ配合の洗顔料やノンコメド処方のアイテムなどで、お肌を保湿しながら、汚れと余分な皮脂を洗い流せるアイテムを使ったりして、それぞれの部分に応じたお手入れができると良いでしょう。
■脂性肌
脂性肌は皮脂が多いため、ニキビや毛穴の開き、黒ずみといった特定の肌トラブルが起きやすいとされています。水分と油分のバランスを整えるためにも、化粧水の後の乳液、クリームを省かずにケアすることも必要です。夜のお手入れには、さっぱりと使えるジェルタイプの乳液がおすすめです。
■敏感肌
敏感肌は、乾燥肌よりも肌のバリア機能が低下しています。外部刺激にも弱く、より肌トラブルを起こしやすい状態です。保湿力が高い成分を含み、かつ肌の刺激になる可能性が含まれない低刺激な化粧水・乳液を選ぶと良いでしょう。新しい化粧水・乳液を試す際はいきなり顔に使用せず、腕の内側など目立たない場所に塗って試すパッチテストをすると安心。バリア機能を高めるためにも、肌を洗いすぎず清潔に保つこと、保湿することが必要です。
■普通肌
普通肌は水分と油分のバランスがとれた理想の肌。化粧水や乳液・クリームも、ある程度好みで選んで構わないでしょう。
ただし、肌タイプは生まれつきの一生ものというわけでは決してありません。季節や環境の変化で肌がゆらいだり、年齢によって変化したりすることも少なくないのです。「普通肌だからなんでもOK」と思い込まず、肌に変化がないか常々気にかけておきたいところです。
化粧水と乳液・クリームの選び方2:「肌悩みや目的で選ぶ」
■夏の紫外線対策・美白(シミ予防)
紫外線対策や美白を重視して化粧水や乳液・クリームを選ぶ場合は、肌を黒くする色素「メラニン」の生成を抑制する美白有効成分が含まれているかがポイントです。こうした成分の主なものには、トラネキサム酸、アルブチン、ビタミンC誘導体、カモミラETなどがあります。肌との相性もありますから、刺激にならないか様子を見ながら使うと安心です。
アテニアのドレススノーラインは、「美白」と「エイジング」を同時に叶える”W効能”スキンケアで、大人の肌悩みに寄り添います。
※「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ効果のこと
※「エイジングケア」とは、年齢に応じたお手入れのこと
薬用美白・エイジングケアライン ドレススノー | ベーシックスキンケア Attenir(アテニア)
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■肌荒れ
肌荒れしていても安心して使える化粧水や乳液・クリームを選びたい場合は、アルコール、パラベン、香料といった刺激になる可能性がある成分が添加されていないこと、肌に近い弱酸性であること、低刺激を意識して設計されていることがポイントになります。
「敏感肌のパッチテスト済み」、「アレルギーテスト済み」といった表示は、肌荒れを起こさない・悪化させないと保証するものではありませんが、刺激になる可能性が低いかどうかの判断材料として参考にすると良いでしょう。
■エイジングケア
エイジングケアを重視して化粧水、乳液・クリームを選びたい場合は、油分も含めた保湿力の高さがポイントになります。また、大人の肌は角質が厚くなりやすく、化粧水がなかなか浸透しないケースが多いので、浸透を促す成分が含まれていると安心です。いつもの化粧水を使用する前に、導入美容液をプラスすると、硬くなった角層をやわらかくほぐして浸透力がアップします。ぜひ取り入れてみてくださいね。
※浸透とは、角層までのこと
さらに、ハリ・ツヤ不足のケアや、たるみ・しわのケアを目的として、抗酸化成分や有効成分 (医薬部外品の場合)を含むアイテムも見られますので、お悩みに合わせて選んでみましょう。
肌タイプがわからなかったり、お悩みが複数あったりして選び切れない時は、お肌の状態をチェックできる「理想肌バランスcheck!」を参考にしてみるのがおすすめです。
自分に合ったアイテムで気持ち良くお手入れできると、1日の始まりにもハリが出ますし、1日の終わりも充実した気持ちで過ごせるものです。この記事を参考に、あなたのお肌にぴったりの素敵なアイテムを見つけてくださいね。