大人のリュックコーデのポイントは「上品さ」
■荷物の量で崩れないデザインを選ぶ
布製やナイロン製のリュックを、中身を少なめにしてラフに持つのは定番ですが、仕事用だとちょっとカジュアルに見え過ぎることも。逆に、荷物を詰め過ぎてパンパンになると、野暮ったくなってしまいます。
そこで、形がしっかりしていて、荷物の量に関わらずシルエットが変わらないデザインを選べば、中身を問わず大人の上品な雰囲気をキープできます。大人のバッグの定番であるレザー素材は手堅いところ。ただしリュック自体が素材の性質上重くなりやすいので、荷物が多く重い方には、帆布や厚手のナイロン素材とレザーのコンビなどもおすすめです。
■余った紐やベルトは垂らさない
ショルダーベルトの余りや、絞り紐の余りなどは、カジュアルなスタイルではそのまま垂らすことも多いのですが、レザー素材以外のベルトや紐をそのまま垂らしてしまうと、だらしない印象になりがちです。
カットすると長さを調整できなくなってしまうので、余った先を折り返してバックルに通したり、ベルトクリップやバックルクリップなどを使って、垂らさないように工夫してみましょう。
■黒よりも「あえての中間色」を選んでみる
大人コーデの定番でもある「黒」。ただ、形がしっかりした黒リュックだと、スーツやオフィスカジュアルに合わせるのがなかなか難しいアイテムです。鮮やかな原色はレザー素材なら良いのですが、帆布はややカジュアル、ナイロンだとスポーティーなイメージになってしまいがち……。
そこでグレーや紺、カーキ、ブラウン、ベージュなど、合わせやすい中間色を選ぶようにすると、素材を問わずやわらかい雰囲気が出せて、大人女性のリュックらしくなります。手提げ用のハンドルにスカーフを結んだり、レザーのキーホルダーを付けたりしてアクセントをつけるのも良いですね。
リュックコーデを快適にするポイント3つ
■「細い肩ベルト」はショルダーパッドで食い込み防止
女性用のリュックに多いのが、2~3cm幅の細い肩ベルトです。見た目は上品なのですが、荷物が重いと肩に食い込んで痛いと感じることもあるのではないでしょうか?
肩への負担を和らげる「ショルダーパッド」は、そんな時の強い味方。カメラバッグやアウトドアリュック用のクッションが入ったパッドはややかさばりますが、レザー素材を使ったパッドなら、見た目にも違和感がなくなじみやすいはずです。あらかじめショルダーベルトに通すタイプもありますが、外側から巻き付けるタイプを選べば「移動中だけ使って、お出かけ先では外しておく」といったことも簡単にできますよ。
■気づかないうちに毛玉が!「洋服との擦れ」に要注意
リュックを愛用している方でも、意外に気づかないのが「リュックと洋服の擦れ」です。特にノートパソコンなど重い荷物を入れる方は、肩や背中、腰などのリュックと擦れる場所に、気づかないうちに毛玉ができていることも!リュックと組み合わせる服は、洗濯やお手入れの際に肩や後ろ側も意識しておきましょう。
■こまめに肩から下ろして「汗ジミ」を防ごう
汗をかく季節、リュックと密着するショルダーベルトの周りや背中には汗ジミができやすくなります。リュックを下ろした途端、ベルト型の汗ジミがくっきり……なんて、できれば避けたいですよね。そこで、電車の中や待ち時間など、歩いて移動している時以外はこまめにリュックを肩から下ろして、風を通すのがおすすめです。
リュックスタイルを上手に取り入れられれば、おしゃれを楽しみながら、肩や手にかかる負担も分散できていいことずくめ。自転車移動などもしやすくなりますから、ぜひトライしてみてくださいね♪